携帯電話の主流になりつつあるスマートフォンはiPhone 6やNexus 6といった大型サイズのモデルが2014年に登場しましたが、1980年ごろに実用化され始めた当時の携帯電話と比べると、そのサイズは驚くほど小さいです。そんな携帯電話の小型化の流れに逆行するような製品が「The Brick」で、1980年後半ごろのコードレス電話をイメージしたデザインを採用し、連続待受時間が最大3カ月もあり、さらにはスマートフォンに負けないくらいの機能を備えています。

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これがThe Brickです。The Brickは80年代後半の電話機をモチーフにデザインされていて、レトロな雰囲気が漂っています。本体の大きさに反して液晶はかなり小型で、なんと連続待受時間は最高3カ月もあり、1年に4回しか充電しなくても大丈夫。



The Brickは手持ちのスマートフォンのSIMカードを差し込めば、3G回線を使用する携帯電話になり、Bluetoothでスマートフォンと接続すればハンドセットとしても使えます。The Brickで電話をしながら、スマートフォンの画面を操作できるというわけ。



The Brickの魅力は長時間駆動や電話機能だけではありません。LEDフラッシュライトを搭載しているので、懐中電灯代わりにもなります。



さらには、Nokiaの携帯電話に搭載されていた「ヘビゲーム」をプレイ可能。



スピーカーも搭載されているので、Bluetoothでスマートフォンと接続すれば、小型スピーカーに早変わり。突然ホームパーティーを開催するような状況にも対応できます。



The Brickは通常版が49.99ポンド(約9300円)で発売中で、待受時間が3カ月で充電クレードル付のパワーエディションが99.99ポンド(約1万8000円)で発売予定です。さらには、家の電話のコードレス子機として使えるモデルが発売に向けて開発中とのこと。記事執筆現在、アメリカ・イギリス・EUへ出荷しており、今後日本への配送にも対応してくれることを期待します。