フィオレンティーナは15日のセリエA第3節で、カリアリと1−1で引き分けた。MFフアン・クアドラードとFWマリオ・ゴメスが負傷離脱し、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は試合後、次のように話している。

「今日、最も悲しいのは、ケガのことだ。フィオレンティーナは難しいチームを相手に良い試合をした。ケガが軽いものであることを願おう」

ロスタイムにFWジュゼッペ・ロッシへのファウルがPKとならず、抗議したMFダビド・ピサーロが退場となったことについて、モンテッラ監督は『スカイ・スポーツ』でこう話している。

「監督になってから、私は判定に関してコメントをしていない。あるいは、コメントをしないようにしている。この姿勢は変えたくない。ただ、説明もしてほしいんだ。怒っているからね。技術的なミスなら受け入れる。ミスは仕方がない。だが、選手の姿勢に対するジャッジが一貫していないのは受け入れられない」

「ピサーロは『何をやってやがるんだ』と言って退場になった。ほかにもっとひどいことを言っている選手たちはたくさんいるのだから、落胆してしまうよ。前回、審判団と会議したときにも私は言った。彼らは、侮辱は受け入れられないと言っていたよ。そうだろう。だが、ジャッジの一貫性が必要なのも事実だよ。そうじゃなければ、選手やファン、すべてに対する信頼を失ってしまう」

「私が求めているのは、判定に関してではなく、態度に関する一貫性だ。こうやって意見をまくし立てて申し訳ない。審判団のシステムを侮辱したいわけじゃないんだ。彼らは素晴らしい仕事をしている。実際、最近は良くなっているんだからね」

テレビ映像では、モンテッラ監督は試合後、主審に対して「あんたたちは何を恐れているんだ?」と言っていたようだが…。

「選手に向かって言っていたんじゃないかな。私が間違いを犯すことはある。だが、それは審判ではなく、選手に向けて言っていたのだと思うよ。審判たちは大きなプレッシャーを受けている。あるいは、指示を受けている。G・ロッシへのPK? PKだったかどうかは分からない。だが、ミスがあることは受け入れる。私はそのことで怒っているのではない」

昨シーズン終盤も判定問題に揺れたフィオレンティーナ。その影響もあったのだろうか?

「意識はしていない。ただ、無意識的には分からないな。私はカルチョのシステムを信じている。そうじゃなければ、ここにいないだろう。だが、こういうことにはがっかりしてしまうね」