タブレットのカテゴリー分け 7インチのAndroidタブレットを大きく3種類に分類してみた【デジ通】
先日お知らせしたようにNexus 7の新型が日本でも発売される。スペックが向上するなど、ハイエンド志向の製品になり価格は3万円前後で従来モデルより高くなった。
一方で、1万円程度の製品や2万円弱のAndroidタブレットなどもあり、7型のAndroidタブレットは大きく分けると、3種類に分類できるようになっている。正式にどういうカテゴリーであるというようにきっちり決まっているわけではないが、価格やスペックから比較的簡単に分類わけできる。
ズバリ言うと7型Androidタブレットは価格や性能からハイエンド、ミドルエンド、ローエンドの3種類に分類できる。
■ハイエンド
Googleの新型Nexus 7は、このハイエンドに分類できる。1920×1200ドットの高精細な解像度の液晶を採用。さらにプロセッサーは最新のクアッドコアを採用。付加機能として近距離無線のNFCや、無接点充電のQiなどに対応する。価格はストレージの容量などによっても異なるが、3万円弱から4万円程度。ハイエンドでも3万円から4万円程度と、パソコンやスマートホンなどと比べてもかなりお得感があり、絶対に失敗したくないなら、このクラスを選ぶのが無難だ。
■ミドルエンド
ミドルエンドの製品が、2万円程度の製品でASUSのMeMO Pad HD7などだ。液晶の解像度は1280×800ドットで、ハイエンド製品より解像度は落ちるが、一般的には十分な画質であり、こだわらなければ十分実用に耐える液晶品質となっている。性能はハイエンド製品に採用されているモノより1段階落ちるが、性能としては一般的な利用には必要十分なため売れ筋の製品だ。7型のAndroidタブレットを選ぶなら、とりあえずこのクラスから選んで問題はないだろう。
■ローエンド
1万円強程度で販売される製品で、日本HPのHP Slete7などがこのクラスの製品となる。ミドルエンドとの大きな違いは、液晶の解像度が1024×600ドットに、ストレージが8GBになるなど、基本スペックが低くなっている。ゲームや写真表示などでは、ミドルエンドなどに比較すると性能が明らかに落ちる部分もある。ただWebブラウズやメールなどでは十分な性能で、機能などにこだわりがなければ問題なく利用できる。Androidタブレットの入門機としてはいいだろう。
以上のように3つに分類できるのだがミドルエンドとローエンドの差は難しい部分もある。HP Slate7の場合、オンライン販売モデルが13,860円からだが、ストレージがオンラインモデルの2倍の16GBになる量販店モデルの実売価格は2万円程度となっている。ストレージの量などによってはミドルエンドに近い価格になってしまうのだ。
この逆でミドルエンドのストレージなどを下げて、価格を下げたローエンドに近い製品もある。単純に価格での比較ではなく、液晶解像度やストレージの量などでこのあたりを判断する必要がある。
このローエンドからGoogle Playへのアクセス機能などを省き、さらに安く販売されている中華タブレットや中華パッドと呼ばれている製品もある。こちらは1万円を切っているが、ローエンド品が1万円強で購入できるようになっているので、存在意義が薄れつつある。むしろ、こういった製品を購入する必要はないだろう。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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