心にハートを持つ者にとってのクリスマスプレゼントだ。MFダニエレ・デ・ロッシが世界に向け、ローマへの愛のメッセージを送った。フロリダでのキャンプが始まるのを待ちつつ、ローマの2選手が『ニューヨーク・タイムズ』のインタビューに応じている。一人はアメリカ人のMFマイケル・ブラッドリー、そしてもう一人がデ・ロッシだ。

マーケットに出され、外され、監督との衝突が騒がれてきたデ・ロッシ。だが、ズデネク・ゼーマン監督はそのたびに衝突を否定してきた。そして今回、ハッピーエンドを迎えたようだ。『ニューヨーク・タイムズ』の中で、デ・ロッシは疑いようのない愛の言葉を口にしている。

「僕はローマで生まれた。僕にとってここでプレーするのは普通のことだ。ほかでプレーしたいと思ったことも、プレーしようとしたこともない。僕にとって、ローマにいることがファンタスティックなんだ。12歳のときからここにいるんだよ。家なんだ」

「新経営陣にとって、ローマは長期プロジェクトであり、僕らは重要な何かを勝ち取りたいと願っている。(ジェームズ・)パロッタ会長は、僕はメルカートにいない、売りに出されていないと言った。繰り返すけど、僕はまだこの街とクラブを愛している。僕が愛するのはすべてここにあり、変えるのは難しいだろう」

ただし、次のようにもつけ加えている。

「もしも誰かが僕のことを求めたら、その件に従事するのは代理人だ。僕はいつかアメリカでプレーしたいと思っている。でも、まだ29歳と若いんだ。ローマのために生きている。ローマを去ることは僕にとって大きな悲劇なんだ」

ゼーマン監督は、デ・ロッシの準備が整っていないと見れば、別の選手を起用する。

「僕らの中盤には多くの選手がいる。慣れたポジションを手にするのは難しいことだった。僕はただハードワークし、プロフェッショナルでいなければいけなかっただけなんだ。これからもっと試合に出られると確信しているよ」