日本じゃ考えられない!? 世界の変わった交通ルールたち!



日本と海外では、右側車線通行と左側車線通行の違いや、看板の意味など、さまざまな交通ルールの違いがあるものです。中には「それってどうなの!?」と思わず首をひねってしまうような交通ルールもあるものでして……。今回は、そんな海外の変わった交通ルールたちを紹介します。



●赤信号でも右折可能(アメリカ)

アメリカの交通ルールでは、前の信号が赤でも右折は可能です。日本ではちょっと考えられないルールですが、「進んでよし」なので曲がらないと後ろの車にクラクションを鳴らされたりします。しかし、赤信号なので当然ながら反対側の車線はビュンビュン車が走っているので要注意です。



●踏み切りで一時停止はご法度(フランス、ほか)

日本だと踏み切りを通過するときは一旦停止して安全を確認してから進みますが、フランスでは基本的にそのままのスピードで通過します。もし踏み切りでいきなり一旦停止しようものなら、後ろの車のドライバーから怒られること間違いなしです。



●駐車するなら乗り上げて(ベルギー)

ベルギーで車を駐車する場合、必ず路肩に片輪を乗り上げて駐車しないといけないルールがあります。そのため、路肩駐車スペースには乗り上げた車でいっぱいだそうです。また、ベルギーは常時ヘッドライト点灯しないといけないルールも制定されています。



●大きい方が強い(中国)

中国では車同士の交通事故が起きた場合、小さい車に乗っていた方が責任を負うことになっています。つまり、軽自動車と大型車がぶつかった場合は、経緯がどうあれ基本的に軽自動車が悪い、ということになります。理不尽極まりないですね。



●事故が多すぎて法改正(ニュージーランド)

ニュージーランドの交通ルールでは右側優先が基本。日本だと自分が左折しようとして対向車線の車も右折(自分の曲がりたい側)したい場合、自分側が優先になりますが、ニュージーランドでは対向車線側が優先となります。なので対向車側が先に右折をするのですが、さらにややこしいことに直進車が一番の優先になっているので、直進車と右折車の事故が頻発。そのため、今年3月に左折優先の法改正が行われました。しかし海外にはまだややこしい「右側優先」を使っている国が多くあるので、気をつけましょう。



●珍しい交通標識

海外には珍しい交通標識も多く存在します。オーストラリアの「ワニに注意」やカナダ、フィンランドの「スノーモービル交通可」などのその国らしい標識。アフリカには「ヒッチハイク禁止」といった標識も存在します。また、香港の「強風に弱い車は通行不可」といったよくわからないものもあります。それって、吹っ飛んじゃうからダメなの(笑)?



以上、日本と違う、変わった海外の交通ルールでした。もし海外で車を運転する際は、こういった海外独自の交通ルールに注意して運転するようにしてくださいね!



(貫井康徳@dcp)