マタニティなど記念のセミヌード撮影が女性の気持ちを惹きつける理由
マタニティ姿などをセミヌードでプロのカメラマンに撮影を依頼する女性が増えている。東京・表参道でメモリアルヌード専門フォトスタジオ「STUDIO IVY」、また、マタニティ・ベビー専門フォトスタジオ「HAPPY BIRTH PHOTO」では、完全予約制で撮影依頼を受け付けているものの、数週間先まで予約で埋まってしまうという。スタジオ・マネージャーの梅本裕子さんと、セミヌード撮影を終えたばかりの仲田千夏さんに話を聞いた。
仲田さんがセミヌードを撮影しようと考えたのは、「30歳の誕生日を迎える前に20代の姿を残しておきたかったから」という。女性向け非日常体験プレゼントサイト「Amaze(アメイズ)」のプレゼント企画に当選して撮影に臨んだものの、「必ず裸の写真を残しておくつもりだった」と語る。「もともと体重が90キログラムくらいあった頃に、太っていることを男性に馬鹿にされたことがあって、痩せてテレビに出ることと、ヌード写真を撮ることを心に誓ってダイエットに励んだから」という。結果、トータルで4−5年をかけて35キログラムのダイエットに成功した。
テレビ出演の方は、2009年10月に日本テレビの「魔女たちの22時」に「こんちくしょうダイエットで33キロ痩せた魔女」として出演。この出演が呼び水となって2つの番組への出演も果たした。一般に80キログラム以上の女性がダイエットに挑戦した場合、5年以内にリバウンドする確率が80%といわれる中で、痩せたままの体型を維持するために「1日1食を習慣化」している。昨年4月にはWBC世界フィザー級タイトルマッチでコロナガールも務めた。
写真は30歳の誕生日までに撮ると決めていたものの、いざ、撮影がはじまると「ガチガチに緊張しました」という。「痩せたといっても、コンプレックスがある部分が残っていて、そこがどのように写るのか心配だった」のが理由。何枚か撮影したあとで、実際の写真を確認して、「思ったよりもキレイに撮れていたので安心して、それからはリラックスして撮影ができました」と笑った。
撮影時間は1時間程度。100枚以上の写真を撮る。「撮影した写真は全てDVDにして、その場で手渡しています。やはり、女性の美しさは何も身にまとわないことでこそ、最大限に表現できると思います」とスタジオ・マネージャーの梅本さんは語っている。全て女性のスタッフが対応し、プロの女性カメラマンが撮影する。マタニティ・ヌードも「いまの姿を残しておきたい」と希望する女性が多いという。
撮影を終えた仲田さんは、「今日の写真を戒めにして、10年後にまたヌードを撮りたいと思います。10年後に今の体型を維持できるようにしたい」と話していた。
女性向け非日常体験プレゼント「Amaze(アメイズ)」では、6月18日から、「HAPPY BIRTH PHOTO」でマタニティヌードやベビー&ファミリーの撮影が無料で出来る権利(3名)をプレゼントする企画が始まった。「十月十日という限られた特別な瞬間を、未来に伝えましょう」とスタジオの梅本さんも呼びかけている。(編集担当:風間浩)