ロンドン五輪アジア最終予選の最終戦で、なでしこジャパンは中国に1―0で勝利。この結果に対し中国人ブロガー「姜末」さんが感想を書いている。

 「中国女子チームの戦いが終わった。予想していた部分もあったが、やはり残念だ」とブロガーは書き始めた。続いて「試合後、選手の一人は涙を流しながら取材を受けてこう言った。『サッカーというスポーツには長期的な考え方が必要で、日本チームの強さは20年近い努力の結果』」と紹介し、「わが国のサッカー界の20年を振り返ると、ムダの一言に尽きる」と言い切った。

 中国女子はかつてワールドカップ準優勝の実績があり、「サッカー界の『超大国』とも言えるレベルだった」。だがその後低迷が続き、「コーチや監督の人選はコネばかりだし、その監督も外国人コーチとの内輪もめが原因で辞任してしまった。あの監督はいったい何をやってたんだ」とブロガーは憤る。

 「今日の結果は、20年間をムダに過ごしてきたツケが回ってきたのだと思う。負けたからと言って不満を言っても解決しない。もうこれ以上ムダな時間は過ごせない。男子サッカーも同じだ」。実力差を見せ付けられ、ブロガーは中国サッカーの再起に期待を寄せていた。(編集担当:西谷格)