コパ・アメリカで落胆のスタートを切ったアルゼンチン代表だけに、MFハビエル・サネッティは別のことを考えていることだろう。それでも、インテルのキャプテンである彼は、イタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューで、常にインテルのことが心にあることを示した。

「僕は常にインテルのこを考えている。人生の一部なんだ。チームのことを考えないのは難しいことだよ。新しい監督と、重要な選手たちが来たことは知っている。もちろん、大変なシーズンになるだろう。目標はいつもと同じ、すべてのコンペティションで主役にならなければいけない」

ピンツォーロではジャン・ピエロ・ガスペリーニ新監督が仕事をスタートしている。

「監督とは話したよ。彼はこの冒険にすごく興奮している。これ以上ないチャンスだと気がついているからだ。彼にとってだけじゃなく、僕らにとっても、勝ち続けるためのチャンスだね。素晴らしいシーズンになることを願っている」

キャンプにはニューフェイスも加わっている。リッキー・アルバレスについて、サネッティは次のように語った。

「アルゼンチンリーグの試合を見る限り、違いをつくれる非常に若い選手だね。べレス(・サルスフィエルド)での彼について、友人たちに聞いたけど、トップチームまでたどり着くためにすごく犠牲を払ったって言われたよ。彼が素晴らしいキャリアを築けるように願っている」

「インサイドハーフもアウトサイドもやれるし、カカーのようなステップを持っている。ミランにいたときの、破壊的なカカーのようだ。インテルでうまくやってくれることを願っている。成長できる、将来の基準点になるようなクラブに彼は来たんだからね」

また、サネッティはローマが獲得したエリック・ラメラについても賛辞を送っている。

「残念ながらリーベル・プレートは2部に降格してしまったけど、彼のうまさに議論の余地はない。彼も成長したいと思っていることは確実だね」

一方で、インテルからの移籍も噂されるMFヴェスレイ・スナイデルについては、このようにコメントした。

「全員がインテル残ることを望んでいると思う。確かに重要なクラブたちからたくさんのリクエストを受ける選手たちだけど、彼らはインテルが素晴らしいファミリーであり、とても居心地が良いところであることを知っている。その上で、各々がそれぞれの個人的選択をするものだ。僕はチームが同じままであることを願っている。僕らはとても強いし、いくらかの補強によってさらに競争力をつけられるはずだからね」

故ジャチント・ファケッティ会長にまつわる騒動についても、コメントは避けられないだろう。

「正直、今起きていることは信じられないよ。僕に言えるのは、僕は(マッシモ・)モラッティ会長のことをよく知っていて、ファケッティ元会長と知り合う幸運も手にしたということだけだ。僕にはこれで十分だよ」

サネッティが特に関心を持っているのは、あくまでもピッチ上でのことだ。

「僕らはグループとして成長し続けなければいけない。そして、すべてのコンペティションで主役にならなければいけないんだ。僕らは監督が変わった。もちろん、仕事はたくさんあるだろう。でも、最後には結果がついてくると思っている」

最後に、サネッティはレオナルド前監について、次のように話した。

「僕はレオのこと、彼の考えをよく知っている。彼は僕らや会長に対して非常に明確だった。彼は個人的な選択をしたんだ。今は、ガスペリーニ監督と迎える新たな挑戦のことを考ええよう。そして最後に、何か重要なトロフィーを掲げられることを願っているよ」