中国国防部新聞事務局は7日、中国軍用機2機が尖閣諸島に接近し、日本の航空自衛隊がF15戦闘機を緊急発進(スクランブル)させたことについて、「自衛隊機が中国の領空、領海に対し、長時間にわたって近距離で追跡、監視するため、双方に誤解や誤判が生じやすい」とコメントした。中国新聞社が報じた。

 記事は、「中国の軍用機2機が尖閣諸島の領空から60キロまで接近した。まだ日本の領空には入っていなかったが、自衛隊は那覇基地からF15戦闘機を緊急出動させた」と報じた。

 中国国防部の関係者は、「国際法の規定に則って、中国軍は自国の領海または領空で飛行している」と主張し、「尖閣諸島は昔からわが国の領土で、争う必要のない所有権を有している」と述べた。

 さらに、「近年、自衛隊の東シナ海でのわが国に対する監視が強まっており、双方に誤解が生じやすい。日本は日中友好と相互信頼の観点から、有効的な措置を取り、危険な行動をやめ、事故発生を防止してほしい」とコメントした。(編集担当:及川源十郎)



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