9日に行われたセリエA第29節、ブレッシァ対インテルの一戦には、インテルDF長友佑都も出場した。だが同選手は、日本を襲った東北・関東大地震によるショックを受けてピッチに向かっている。試合後、長友は次のようなコメントを残した。

「恐ろしいことだ。僕は本当にショックを受けている。試合前も平静を失っていた。日本で起きていることを思い続けていたからだ。でも、キックオフのホイッスルが鳴ってからは、悪い考えを脇に置いておいて、試合に集中することができた」

「それに、サッカー選手である自分には、ベストを尽くす義務がある。そうすることで、皆に勇気を与えられることを願いながらね。家族とは連絡を取った。皆が大丈夫だということは知っている」

「君たちやチームメート、サポーターたちは、この難しいときに僕や日本全土を支えてくれている。皆に感謝しているよ。僕に対して示してくれた愛情に、僕は本当に感謝している」

なお、試合は1−1のドローに終わっている。インテルは勝ち点を57とし、暫定的に首位ミランとの差を4ポイントとした。ただし、ミランは13日にバーリ戦を控えている。