2日に行われたスペインリーグの試合で、首位バルセロナは苦労しながらもアウェイでバレンシアを1−0で下し、2位のレアル・マドリーとの差を10ポイントに広げた。

0−0のまま進んだ試合はついに77分に動いた。それまで4度のチャンスをGKグアイタに防がれていたメッシは、アドリアーノのパスを受けるとエリア内に切り込んで左足でシュート。グアイタがボールに触れはしたものの、勢いを止めることはできず、バルサが貴重な決勝点を手にした。

メッシはこれで今季43得点目、リーグ戦では首位に立つ27得点目となった。なお、バルサ移籍後、初めての古巣のメスタジャに戻ってきたダビド・ビジャはスタンドから暖かい拍手で迎えられたが、ゴールはならなかった。腰痛に苦しむバルサのペップ・グアルディオラ監督だが、これまで唯一勝ち点3を取れなかったメスタジャでの初勝利。その一瞬だけは痛みも和らいだかもしれない。

また、ビジャレアルはロッシのゴールでエルクレスを1−0で下し、5試合ぶりのリーグ戦勝利を手にしている。

3位のバレンシアが昨年12月初旬以来の黒星を喫したため、4位ビジャレアルとの差は1ポイントに縮まった。