スペイン・スーペルコパ1st.レグを落としたバルサ。今シーズン初タイトル獲得に向け、カンプ・ノウでの2nd.レグでは2点のビハインドを跳ね返す逆転劇が必至となってくるが、バルサファンは、カンプ・ノウでのミラクルを願うばかりだ。逆転劇は可能かどうか、ファンの中でも意見が分かれるところで、逆転勝利を信じるファンは約60%。逆に42%のファンは、インテル戦(昨シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝でアウェイでの1st.レグは3-1、カンプ・ノウでの2nd.レグは1-0。結果、バルサは準決勝敗退)の悪夢が繰り返されると思っているようだ。

 W杯で活躍した主力選手たちのコンディションの調整具合もあり、セビージャ戦に向けグアルディオラ監督が考えるスタメンがどのようなものか見えてこないのもファンを不安にする一つで、逆転勝利を信じるファンが60%程度にとどまったのだろう。

 スペイン代表組のうち数人は90分プレーする状態にないにせよ、1st.レグに比べて起用できる選手数は増えた。新シーズン初のタイトルマッチに向け、グアルディオラ監督は「チームとしての準備は整っているし、我々が目指すのは勝利だ」と意気込みを語っている。

 スーペルコパの後、バルサが行なう試合はACミランとのジョアン・ガンペール杯だけ。ベストメンバーで挑む試合がほとんどない状況で新シーズンを迎えることになるが、逆転劇を信じるファンのためにも、まずはスーペルコパを獲り、良い形で新シーズンを迎えたいところだ。

(スペイン通信)