新潟県長岡市で開催されているヘッドルーム撮影会の模様

写真拡大 (全22枚)

サーキットを華麗に彩るレースクイーンたち。だが、実際に彼女たちがレースクイーンとしてサーキットに立つ回数は意外に少なく、シリーズ戦で年間契約している娘でも年8、9戦。付随した仕事を入れても月に2回程度、コスチュームに袖を通すか否かといったところだ。

そんな彼女たちのもう一つの仕事が、ポートレート(人物写真)撮影会でモデルを務めること。

そもそもレースクイーンは、各チームをスポンサードしている企業の広告塔。取材はもちろんのこと、ファンサービスの時間帯には、数え切れないカメラの前でポーズを取る。言わば撮られることを求められる役割であり、撮影会モデルとして打ってつけなのである。

そのレースクイーンがモデルを務める撮影会は、東京・大阪・名古屋に集中しており、毎週開催されているものだけ数えても30ヶ所以上。不定期開催のものまで入れると50ヶ所を有に超える。しかし、大都市圏でそれだけ林立している撮影会も地方では極端に少なく、定期開催されているものとなると皆無に等しい。

主な理由はレースクイーンたちが所属するプロダクションが大都市圏に集中していることだ。地方に呼ぶには交通費が掛かり、それだけ利益が損なわれる。また、人口の少ない地域では、集客面に不安がある上、交通の便も大都市圏のようには行かない。以上のような理由から、これまでレースクイーン撮影会は地方で定着しなかった。

ところが、新潟で孤軍奮闘している撮影会がある。長岡市で開催されている「ヘッドルーム撮影会」だ。月に1、2回の開催と、大都市圏に比べて頻度こそ少な目だが、立ち上がってから約3年、ほぼ毎月開催されている。

この撮影会の大きな魅力は、都心部の撮影会と比較しても引けを取らない、トップクラスのレースクイーンや、OGをモデルに起用していること。そのため、隣県を含む地元の人たちのみならず、撮影会に不自由していない大都市圏からも、モデル目当てで足を運ぶ人が多い。

00000*クリックすると大きな画像が見れます。


魅力はモデルだけではない。撮影環境にも工夫を凝らしており、実際のライブハウスや、輸入家具店を使用しての撮影に加え、プロ仕様の同調ストロボも体験できる。もちろん背景紙を使用した一般的な定常光での撮影もあり。初心者からセミプロまで、幅広く楽しめる撮影会なのだ。

撮影会に興味があっても、最初の一歩を踏み出すには勇気がいるもの。自分の機材やスキルでは対応できないのではないか!?常連の中で孤立して楽しめないのではないか!?といった不安を抱いている方も多いことだろう。しかし、ヘッドルーム撮影会は、プロカメラマンがスタッフとして常駐しており、いつでも気軽にレクチャーを受けることができる。もちろん一眼レフではなく、コンパクトカメラでの参加も可能だ。

最寄の開催は8月8日(日)と29日(日)。8日のモデルはRQオブザイヤー08-09の大矢真夕、「SUPER GT」ステージMCの花清まゆこ、2010年東京オートサロンイメージガールで、今年RQデビューした沢口けいこの3名。29日は「ミラキャラットガール」で、同じく今年RQデビューした三浦真理子のソロ撮影会となっている。いずれも魅力的なモデルばかり。今後も要チェックの撮影会だ。

(写真:kazuya ibata/文:矢沢隆則)
■関連サイト
ヘッドルーム撮影会