18日のヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦セカンドレグで、フラムに1−4と大敗を喫し、2試合合計4−5で大会からの敗退が決まったユヴェントス。試合後、ファンはチームを激しく抗議したが、標的となった一人が、ピッチを出る際にファンに向かって中指を立てたDFジョナタン・ゼビナだ。

ゼビナは試合後、「30人くらいのバカなやつらと人種差別主義者に侮辱された」と、怒りの理由を釈明したが、同時に一部のサポーターを次のように非難している。

「一部の人は、僕らに抗議をするために、何千キロも移動してイングランドまで来た。僕に対してもフェリペ・メロに対しても、ウォームアップのときからすでに侮辱があったんだ。僕はもうそんな状況にうんざりだった。そういったことはやめるべきだ。試合後、僕らにより拍手を送ってくれたのは、ユヴェントスのファンよりもフラムのファンだったんだよ」

一方で、ゼビナは自らの下品なジェスチャーについて、「謝罪したい。子供たちにとって良い手本でなかったのは確実だからだ。でも、激怒していたんだよ。試合? (ファビオ・)カンナヴァーロの退場から非常に苦しくなってしまった」と話している。

なお、大逆転でベスト8進出を決めたフラムのロイ・ホジソン監督は、「我々はずっと信じていた。このクラブにとっては歴史的な瞬間だ。ヨーロッパにおける我々の歩みは、7月末に始まったんだよ。ファンタスティックな選手たちに感謝しなければいけない」と喜びをあらわにしている。