MLBボルチモア・オリオールズに所属する上原浩治は、憧れの舞台に挑戦した一年目を終えると、26日にはテレビ東京「neo sports」に生出演、その心境を語った。

シーズン序盤こそ連勝を挙げたが、5月にはメジャーで自身初となる故障者リスト入り。6月には、右肘腱の部分断裂という負傷を負った。

メジャーで挙げた一勝の重みを、「（日本とは）全く違いますね。うん、全然違います」と強調した上原は、巨人軍時代のチームメイト・松井秀喜との対戦を振り返ると、「初打席はかなり意識しました。それ以降は普通にできました。（松井のエンゼルス移籍には）ヤンキースの松井さんと対戦したかった」と話した。

また、今オフに投手の補強を行っているオリオールズが、公式サイトの中で上原をリリーフとして表示していることに、「いや、僕も今はじめて見たんでビックリしてますけどね。自分の中では先発でやりたい。そのために行ってるという思いがある」と胸のうちを明かした。

さらに、一般視聴者からの質問では、「いつまで現役を続けるか？」と訊かれた上原は、「来てくれっていわれれば、どこへでも行きますし、どこもなければ即引退っていうのは考えてますから。（中略）トライアウトを受けてまでっていう気持ちはない」と言い切った。

実際には、オリオールズとの契約を一年残すが、日本球界復帰の可能性を訊かれると、「日本球団からお誘いがあれば考えますけど、それがどこっていうのは分からない。ジャイアンツ以外でも喜んでいきますし。でも、今の段階では考えてないです」と語るのだった。