頭のよくなるドラッグが学生の間で大流行…合法のため規制できず
少しでも成績を上げたいと言うのは、学校に行くものなら誰しも思うことではあります。
もし頭がよくなる薬があるならば、飲んでみたい誘惑に駆られることでしょう。
そしてそんな薬の服用が、現在世界中の学生たちの間で流行しているそうです。
脳の活性化を図るという薬は規制が非常に難しく、なぜなら本来はアルツハイマーやADHD(注意欠陥・多動性障害)などに使われる薬なのです。
現在世界中の高校・大学で使用され、あるアメリカの大学の例では、4分の1の学生が服用していると報告されています。
スポーツのドーピングなどと同様に、これから弊害や副作用などの問題が出てくると見られています。
シドニーの心理学者ビンス・カキック氏は、医学の倫理を問う雑誌"Journal of Medical Ethics"で、スマート・ドラッグと呼ばれるこれらの薬が広まり、違法に出来ない状況にあると警告を発しています。
イギリスの例で言うと、もちろん医師の診断が下されて初めて処方される薬となっていますが、すでに27の代理店で手に入ることがわかっており、広まるのを止めることは困難になると予想されています。
学業を競う学生は安易に手を出す傾向にあり、海外の状況を考えると、今後日本でも問題になる可能性は十分考えられそうです。
Students turn to 'smart drugs' to boost grades | Education | guardian.co.uk