ニューヨークの5大マフィアの一つ、ガンビーノ派のボス ジョン ゴッティの名を聞けば、誰もが口を閉ざしてしまうほどである。その息子ジョン A ゴッティ Jrは父親ほどの影響力はないものの、一部のマフィアを支配した過去があり、ゴッティの名を守り続けた。現在3つの殺人共謀罪で起訴されているゴッティJrの存在は法廷にまで影響を及ぼし、身の危険を感じた陪審員の一人が辞退した。

陪審員が審議を始める前に一人の女性陪審員が他の陪審員らに身の安全の為にゴッティの審議に参加したくないと告げた。すぐに裁判官シャインドリンと陪審員長とその女性陪審員とで別の部屋で話し合いが行われ、シャインドリンが女性の辞退を認めた。その後改めて新しい男性の陪審員が選出された。

NewYork Daily Newsの調査によれば、陪審員の審議が始まる直前から女性陪審員は恐怖で震え出し、判決後のセキュリティーの強化を要求していた。更にゴッティ裁判の陪審員を選出している段階でその女性は2005年にネイルサロンでの銃撃事件を目撃したと明かしていた。

3週間続いたゴッティ裁判の12人の陪審員の名前は公表されてはおらず、また出廷する日には未公表の場所から連邦保安官に裁判所まで特別車で送迎されている。

(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)

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