――それでは監督にお聞きします。今回の「ターミネーター4」が3年振りの劇場作品となりますが、意気込みを聞かせてください。

マックG:準備期間もすごくかかるものだし、撮影もハイレベルな技術で行うというのは時間かかるものなんですけど。とにかく、僕が一番好きなジャンルなんですね、アクション・SFジャンルというのは。居心地良かったです。実は「ターミネーター4」ってあまり作りたくなかったんです。なぜかというと、「ターミネーター1」、「ターミネーター2」が大好きだったから。ちょっと“3”はどうかな? って感じなんですが(笑)。だから「ターミネーター4」を作ることにあまり魅力感じてなかったのです。でも、ジェームスキャメロンが少しだけ描いていた“未来の戦争”を描けるなら新しい出発点が見出せると思ったんです。今までの3作の神話は壊さず、新しい物が出来ると確信したんです。

――マックG監督らしさを作品のどういう部分に表しましたか?

マックG:みんな、なんで「チャーリーズエンジェル」を作った監督が「ターミネーター」を作るんだろうと疑問に思ったはずです。まず「ターミネーター4」と聞いてちょっと不安になって、マックGが撮るって聞いて、ちょっとガッカリして、でもクリスチャン・ベイルが演じると聞いて「面白そう!」って思ったんじゃないかな。そして、トレーラー等で映像を見た人は「もしかして面白いかもしれない」って戻ってきてくれると思うんですよね。とにかく基礎が偉大なストーリーですから、一時期離れていたファンがターミネーターに帰ってくる。それが今回一番大事にしていた事なんです。

――監督は日本の映画やアニメに大きな影響を受けているそうですね。

マックG:日本の方々の映画にかける情熱、そして文化、技術がとても進んでいる所や、田舎の方の景色も日本の四季も大好きです。なので今度映画を撮る時には日本で撮影がしたいですね。次回作の設定は現代です。渋谷のスクランブル交差点で始まります。人がたくさん通っている所に、あの有名な青いボールが出て、ジョン・コナーが裸で登場して「マシーンが攻めてくる」という警告を促しに来るんです。いっぱい驚く事があると思いますよ。 

――それは今からとても楽しみです!

マックG:その映画をやるかやらないかは、皆さんがこの「ターミネーター4」を観てくれるかにかかっていますけどね(笑)。

――先ほど、クリスチャン・ベイルさんが監督のことを「いつも元気でハイテンションだよ」とおっしゃっていたんですが、その元気の源はどこにあるのでしょうか?

マックG:映画作りに対するパッションですね。僕はとにかく映画が大好きで、ずーっと今までも映画を観てきて、僕は映画ファンの代表なんです。僕も色々な悩み事はあるし、みんなも人生で大変な事はたくさんあると思うんですよね。実は2年前に兄を亡くしていて、まだ若かったからとてもショックで。だからお兄さんの分まで僕が元気に好きな事をやりながら生きていかなくてはと思ってます。とにかく映画を作るのが大好き! そして人に与える事ももっと好きなんです。

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