日本テレビ系列『SUPERうるぐす』(30日放送分)では、サッカー解説者・武田修宏氏が岡田武史監督にインタビューを実施。W杯アジア最終予選もいよいよクライマックを迎え、その意気込みを訊いた。

インタビュー前から緊張する武田氏に、「それはな、よく見せようと思うから緊張するんだよ。どうせ俺はこんなもんだって思っていれば何ともないって」と声をかける岡田監督は、W杯ベスト4を目標と掲げる日本代表について、「本気でベスト4に入ろうとしたら、どうしたらいいか?みんな、知ってるはず。自分が何をしなければいけないか。僕はそれを引き出してやる、その気にさせる」と熱く語った。

また、昨年末に行われた『FIFAクラブワールドカップジャパン2008』のガンバ大阪vsマンチェスター・U戦が、“世界と戦うヒント”をくれたという岡田監督は、「僕はあの試合を観て、すごいチャンスがあると思った。マンUがガンバみたいに動いて、サポートして、パスされたら絶対に勝てない。でも、(マンUは)やらない。チャンスなんだ。これはいけると思った」と話すと、「今、一試合で走る距離が(一人)平均で10キロとした場合。そうすると、一人が(もう)1キロずつ走ったら、キーパーを除いて10キロですよね。一人増えたことになるわけですよ。1試合で一人1キロ(多く)走ればいいんですよ。そしたら、12-11で戦ったら勝てるかもしれない」と持論を展開した。

さらに、メンタル面を問われた岡田監督は、「当たり前の話しでね。これだけ、便利、安全、快適な社会にいてね。みんな本来持っている動物としての闘争本能がどこかにあるはず。腹の底から沸いてくる闘争心。目の前にあるボールを取られて悔しくなかったらサッカーやめろ。僕はそういうものを呼び戻す」と力強く言い放った。