【お笑い峰打ちコラム】拝啓、デアゴスティーニ様。
22日に放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)内で、「ダウンタウン」松本(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)が「FUJIWARA」原西のギャグについてこんなことを言っていた。『デアゴスティーニで毎週見たいもん』。目からうろこが落ちた。そうだ、なぜ今までなかったのだろう。
ご存知の通り、デアゴスティーニ・ジャパンは分冊百科を刊行している出版社。その分野での第一人者でもあり、分冊百科そのものをデアゴスティーニと呼ぶこともある。豪華な付録が特徴で、例えば「隔週刊 クール・ジャズ・コレクション」にはアーティストの演奏が収められたCDが、「週刊 安土城をつくる」には組み合わせることで模型となるパーツがついてくる。DVDを付録としたものも多く、そのほとんどが映画やテレビドラマ、アニメをテーマにしたものだ。お笑いに関しては落語もののシリーズがあるくらいで、ほぼ未開拓となっている。
付録がメインとはいえあくまで雑誌なのだから“週刊 原西孝幸”では1ヶ月も持たないか、一年後には購入者すべてが原西の背中のほくろの数まで知ってしまうことになる。しかし少し幅を広げてプロダクションやテレビ番組ごとにシリーズを立ち上げ、毎号1組のお笑い芸人をフィーチャーすればかなりバラエティに富んだ内容になるのではないか。当然、付録はネタを収録したDVDだ。
公式サイトでお笑い芸人のネタを配信することは当たり前となってきているが、雑誌ゆえのメリットは多いはず。やはり形に残るというのは大きい。本棚に同じ背表紙がずらりと並ぶ様はコレクターの心理をくすぐるし、毎月ほどよい量を楽しめるというのも魅力的だ。本体の雑誌部分には芸人のプロフィールはもちろん、その歩みやインタビュー、グラビアなどを掲載すればファンが泣いて喜ぶだろう。
あらびき団やアメトーーク!など芸人が出演している番組のDVDが発売前から話題を呼んでいる。実際の売り上げはふたを開けて見なければわからないが、すべらない話の好例もあるし、まったくの企画倒れとなることはあるまい。ならば週刊化してしまえばより一層のペイが期待できる、というのは素人考えだろうか。
週刊マセキ芸能社。週刊オンエアバトル。創刊号は特別価格で原西ギャグ100連発DVDつき。ああ、見てみたい。デアゴスティーニ様、どうにかならないでしょうか。
(編集部:三浦ヨーコ)
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週刊マセキ芸能社。週刊オンエアバトル。創刊号は特別価格で原西ギャグ100連発DVDつき。ああ、見てみたい。デアゴスティーニ様、どうにかならないでしょうか。
(編集部:三浦ヨーコ)
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