犬山イヌコ、成海璃子、オードリー(撮影:野原誠治)
 映画「罪とか罰とか」のプレミア試写会が10日、東京・有楽町のよみうりホールで行われ、主演の成海璃子、犬山イヌコ、KERA監督が登壇。ゲストとして、お笑いコンビのオードリーも登場し、爆笑トークを展開した。

 本作で売れないグラビアアイドルを熱演し、初の本格コメディに挑戦した成海は、個性的な赤いワンピースで登場。そのキュートな姿で会場は一気に華やかな雰囲気に。成海の魅力についてKERA監督は「すごくいじわるな所が良い。スタッフが失敗した所とか絶対見逃してなくて、そのあわててる姿を見て笑ってるんですね」と意外な一面を暴露。作中では成海のマネージャー役を務めた犬山が「璃子ちゃんは、休憩時間になると笑いが止まらないんです」と話すと、KERA監督も「そうそう! 何笑ってるのかなって思ったら、“3年前の事を思い出して笑ってた”ってびっくりしますよ(笑)」と大きくうなづき同意。それを聞いた成海は思わず、肩を震わせながら大爆笑。16歳の天才女優が見せた自然体の姿に、会場からも笑みがこぼれた。

 また、途中から本作のテレビスポットを担当した、お笑いコンビ・オードリーが登場。ヒット祈願として、成海と犬山に特製“逆チョコ”をプレゼント。スペシャルゲストの突然の登場に会場からは大きな拍手が起こった。昨年末の「M-1グランプリ」で初めてオードリーの存在を知って以来、大ファンだというKERA監督は「若林君の全てを拒絶するツッコミが素晴らしい。春日君はそのピンクのベスト何枚持ってるの?」と興味津々。それを受け春日は「僕に興味があるのそこですか!? まあ、5着ほど持ってますけど」とベストの秘密を告白。そして、今日までオードリーの事を知らなかったという成海について、若林が「先ほど楽屋でご挨拶した時に、知らないです! とハッキリ言われたので非常に気持ちよかったですね」と話し、それを聞いた成海はまたしても笑いが止まらなくなり、春日に「がんばれ! がんばれ!」と励まされる一面も。

 最後に、映画の見所について尋ねられたKERA監督は「コメディだからこそ、コメディエンヌを使いたくなかった。大人でも無い、子供でも無いちょうど揺れている時期の璃子を撮れて良かったです」と満足した様子。成海は、「何もかもがオカシイ映画です。KERAさんの笑いのセンスについていって、私自身楽しかったので、たっぷり楽しんで観て下さい」と映画をしっかりPR。春日は、「春日は普段自分の出てる番組でしか笑いません。その春日が笑った奇跡の映画です!」と“上から目線”で太鼓判。フォトセッションでは、成海が春日の胸板にタッチする場面もあり、最後まで会場の笑いを誘っていた。

 「罪とか罰とか」は2月28日(土)より、シネマライズ、テアトル新宿ほか全国公開。

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「罪とか罰とか」 - 公式サイト

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