ファブリシオ・モランゴ・カモインス vs ジョー・カマチョ
○[1R3分32秒/TKO]×

ホイラー・グレイシーの黒帯、ブラジルのライト級ナンバーワン決定戦と謳われたスーパーチャレンジ73kgGPを1年半前に制しているファブリシオ・モランゴがEliteXC初登場。対するカマチョも、柔術黒帯の職人肌ファイター。加藤哲史やヘクター・ペーナなど日本でもおなじみのファイターに勝利している。

ケージフォースの試合がキャンセルされたアルモンド・サンチェス、WECファイターのチャーリー・バレンシアを帯同したカマチョ、対するモランゴのコーナーにはサウロ・ヒベイロが陣取る。

右ロー、左ストレートを繰り出すカマチョに対し、距離が近づいたところでヒザ蹴りからテイクダウンを奪ったモランゴ。腕十字を狙ったカマチョから、パスを奪う。必至にハーフに戻したカマチョだが、モランゴは左のパウンド、ヒジを思い切り落としていく。さらに左右のパウンドを落とすモランゴ。カマチョの動きが鈍くなり、ケージに押し込まれていく。勢いをあげるモランゴのパウンド。ディフェンスもままならず、拳を顔面に受け頭が上下するカマチョ。と、ここでレフェリーが試合をストップ。1R3分32秒、ファブリシオ・モランゴがTKO勝ちでEXCデビューを飾った。

「カマチョは本当に気持ちが強いファイターだった。もっとレフェリーには早く試合を止めて欲しかった。米国デビューの機会を与えてくれたEliteXCに感謝している」と語ったモランゴ、KJ・ヌーン、イーブス・エドワース、ニック・ディアズ、その動向が注目されるエディ・アルバレスに加え、EliteXCライト級戦線に非常に楽しみなブラジリアンが加わった。