バオ・クァーチ vs ドゥーグ・エヴァンス
○[1R55秒/KO]×

グラップラータイプから、打撃の幅も広がりトータルファイターに進化したクァーチ、カン・リー、ナム・ファンと並ぶベトナム系ファイター。対するエヴァンスは、アラスカ出身フリースタイルレスリングがベースの選手だ。

互いにローが空振りに終わると、エヴァンスが遠い距離からタックルへ。これをギロチンで切り返したクァーチ。ボディスラムを狙ったエヴァンスだが、クァーチが上手くケージに体重をかけ、この試みは失敗に。右フックが流れたエヴァンス、自ら距離を取り直す。踏み込むエヴァンス、左ミドルから右フックを狙ったが、ここでクァーチの右フックがカウンターでヒット。エヴァンスが腰から崩れ落ち、1R0分55秒クァーチがKO勝ちを収めた。

「寝技でも打撃戦でも、どっちでも準備できていた。試合前は雑音が多くて、腹が立っていたけど、もうクールだよ」と言いつつ、笑顔も少なくサークル・ケージを後にした。