25日に行われたアスレティック・ビルバオ対デポルティーボの試合中にピッチを離れ、トイレに駆け込んでいたデポルの左SBマヌエル・パブロだが、彼を含めたデポルの選手何人かがウィルス性の腹痛に見舞われていたようだ。

「試合中、腹の調子が悪かった。何とか我慢しようとしたんだけど、我慢も限界値に達していた。だから、監督に『ちょっとトイレに行かないとヤバい』と伝えたんだ。それから第4審判と話し、トイレへと向かった。ピッチに戻った時には良くなったよ。でも、ハーフタイム後も痛みはあった」。

 そう明らかにしたマヌエル・パブロだが、実は彼だけでなくシスコ、バラガン、デ・グズマン、ポディーポ、ベルドゥとデポルの6選手が個人差はあるものの同様の症状にあったとのことだ。シスコは前半に、そしてバラガンも後半早々にベンチへと退いている。

 デポルのカルロス・ラリーニョ医師は、「チームを襲ったウィルスはア・コルーニャでのものだろう。ビルバオではそういう報告は聞いていない。ア・コルーニャでは先週にも選手の子供に同じようなケースが起きているし、子供から親へ、そしてチームメイトへと移ったのだろう」と説明。これ以上他に選手に移らないことを願いつつ、原因を究明していくとコメントしている。

 同試合では2-0とされ敗北が色濃かったデポルだが、同点に追いついた。万全なコンディションではない選手がいる中、アウェイで獲得した勝ち点1は大きい。

(スペイン通信)