田中達也の追加点まで完璧だった<br>【photo by B.O.S.】

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 浦和レッズがは4日、アジアチャンピオンズリーグ準々決勝で前大会の王者・全北現代(韓国)と対戦した。ホーム埼玉スタジアムで行われた第1戦。試合開始直後、MF長谷部のゴールで先制した浦和は、後半にもFW田中達也が追加点を決め2点差とする。しかし終了間際に得点を奪われ2対1で試合を終えた。

 立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けた浦和が幸先よくスタートを切る。前半4分、MFポンテから左サイドに流れたFW田中達也へつなぐと、FW永井雄一郎へクロスボールを上げる。相手をひきつけて、サポートに来ていたMF長谷部にショートパス。これをワンタッチしてシュート。ゴール左隅に流し込んだ。

 後半に入っても浦和の手は緩まず。最近5試合で6ゴールをあげる田中が試合を決定付ける追加点を奪う。カウンターから田中がドリブルで持ち込み闘莉王にパス。一度、ためてから再度ゴール前に上がってきた田中にパスを送り、これをアウトサイドキックでゴール右隅に決めた。

 このまま無失点で試合を終えたかったが、先月15日のG大阪戦以来、5試合完封がない守備陣がまたしても崩壊する。後半終了間際、コーナーキックのこぼれ球をDFチェ・ジンチョルに決められ、全北現代に貴重なアウェイゴールを与えてしまった。疲労性腰痛でオーストリア遠征直前に日本代表を離脱した阿部勇樹の復帰も効果がなかった。

 第2戦は9月26日、今度は全北現代のホームに乗り込む。