今のフジだと…阿部寛「結婚できない男」の続編決定に湧き上がる“懸念材料”

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 俳優・阿部寛が2006年に主演したドラマ「結婚できない男」(フジテレビ系)が、10月期の連ドラとして復活することが4月25日に明らかになった。このドラマは2006年7月期の連ドラとして放送され、“40歳独身男の本音炸裂ドラマ”として平均視聴率17.1%の高視聴率をマーク。阿部自身も当時独身だったことから大きな注目を集めた。

「今回描かれるのは、当時40歳だった独身の建築家・桑野信介の13年後。以前と同じマンションに住み、飛躍的に進みIT化した最新機器に囲まれ独り身を謳歌する主人公を阿部自身が再び演じます。当時ドラマを見ていた視聴者からは『まさかの続編きたーーー!!これは楽しみやで』『うおおおおおお!!!!』といった喜びの声が躍っています」(スポーツ紙記者)

 このドラマの翌年に阿部自身は15歳年下の一般女性との結婚を発表。今では二女の父となったわけだから、ある意味思い出深い作品に違いない。

 しかし、続編を演じることに異を唱える声もある。

「現在放送中のドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)も2010年にスペシャルドラマ『ストロベリーナイト』として放送され、2012年には連ドラ化、さらに翌年には映画化され大ヒットを記録した作品の続編ですが、今回、二階堂ふみとKAT-TUNの亀梨和也のW主演ながら視聴率は二桁には遠く及びません。ネットでも今回の続編に関して『嬉しいっちゃ嬉しいけど、今のフジテレビで面白くできるんだろうか…』といった声も聞かれます。いくら阿部が主演した日曜劇場『下町ロケット』(TBS系)が続編も成功を収めたとはいえ、疑問が残るところです」(夕刊紙デスク)

 果たして、「結婚できない男」は視聴率を獲ることができるのか。

「本人も『彼に再会できることが嬉しい』と続編決定を喜ぶとともに『13年前よりもさらに結婚しない人が増えていると聞きます。世の結婚していない男性を癒すようなドラマにしたい』と意気込みを語っています。50代以上の独身男性が増えていることは間違いなく、社会問題化しつつあり、ヒットの可能性は充分あるのでは…」(前出・スポーツ紙記者)

 このドラマの続編、阿部にとって吉と出るのか凶と出るのか。

(窪田史朗)