ありがとうの反対語ってなに?感謝上手は幸せ上手「ありがとう」を習慣化しよう
「ありがとう」の反対語は?
ありがとうの語源はご存知の通り、形容詞「有り難し(ありがたし)」の連用形「有り難く(ありがたく)」がウ音便化し、ありがとうとなりました。「有り難し(ありがたし)」は、「有る(ある)こと」が「難い(かたい)」という意味で、本来は「滅多にない」や「珍しくて貴重だ」という意味を表しています。それでは、「ありがとう」の反対語は?「当たり前」です。
毎日の生活で、特に「当たり前」と思っていることを振り返ってみましょう。「当たり前」と思っていることが、たくさんの人に支えられて成り立っていること、身近な家族のおかげで可能になっていることに気が付いた方は、今、ワンランク上の視点を獲得しました。
3月9日は、「ありがとう」の日(サンキュー=39の日)。「ありがとう」にまつわるよもやま話、始まります。
今日1日で「ありがとう」って言ったことあった⁉言われたことあった⁉
「ありがとうと言ったこと、ありがとうと言うべきことをしていただいたこと」
「ありがとうと言われたこと、ありがとうと言われるべきことをして返したこと」
「迷惑をかけて誰かにサポートしてもらったこと、許してもらったこと」
今日1日で、あったことを何か一つずつでよいので思い出してください。私たちは、何かしら人とつながりながら毎日生きています。
このように、東洋的心理療法の一つに「していただいたこと」「して返したこと」「迷惑をかけたこと」をひたすら思い返す方法があります。これは浄土真宗の「見調べ」という精神修養法をベースにしています。毎日「見調べ」をくりかえすことは、自分と周囲の関係を理解し、人への安心感や信頼感を増したり、自分の責任感が増したり、意欲的な活動につながるとされています。
特に友達や家族はいつも一緒にいることがあまりにも「当たり前」だったので、「ありがとう」という言葉を一番言わない相手だったかもしれませんね。言わなくても当然と思っていることも、ただひとこと「ありがとう」と言葉にすることで、その人との関係が感謝に満ち溢れ助け合っている絆を認識しあうことができます。「ありがとう」の一言が、やる気や安心感につながるというのは面白いですね!
「人生で感謝していることリスト」をつくってみよう!
「人生で感謝していることリスト」を作ってみたことがありますか?こちらは、「人生がうまくいくシンプルなルール」の筆者でもあり、スタンフォード大学の心理学者ケリーマクゴニカル教授が、新年が来る前にこのリスト作成をおすすめしています。
面白いことに、リストアップをしていくと、実は自分の中で大事にしたいことが明確になっていき、将来の目標や優先すべきことが、形になって見えてきます。また、その感謝すべき環境をつくりだしている人間関係についてどうしていきたいのかもはっきりしませんか?
ちょうど4月から新年度、新学期がはじまる準備の月が3月です。忙しい月でもありますが、少し立ち止まって考えてみませんか?
「ありがとう」は照れくさいという方は、なんていう⁉
それでも、「ちょっと照れ臭いな」なんていう方、日々、使う言葉にも感謝がもりこまれている言い回しありませんか?
あなたのまわり人とのつながりが広くいつも輝いて見える方は、そんな感謝の言葉のバリエーションをたくさんもっていることが多いですよ。気になる方の「感謝の伝え方」に注目してみるのもいいですね。
「すごくたすかる!」「恩に着るよ!」「感謝!」「いつもおつかれさま」「お礼に●●するよ!」「〇〇さんが一緒でよかった」「もう〇〇さんには足をむけ寝られないな」「お礼をいうね」「おかげさまで、なんとかなったよ」
輝いている方は、相手が、気遣いや好意をもってやってくれたことに対して、一言、さりげなく感謝の言葉を付け加えている方が多いことと思います。そのような方と仕事をすること、その方と一緒にいることは、気持ちのよいことですので、よい関係がはぐくまれていくのかもしれませんね。このような感謝の言葉のシャワーで、周囲や相手との関係の芽を大事に育てていくイメージをしてみてください。いつか芽が成長し美しい花を咲かせたり、大きな木々に育ったりしてくれそうですね。
改まっては照れ臭いけど、シンプルに「ありがとう!」をしょっちゅう言葉にする習慣をつけてみませんか?思ったより簡単で、率直にたくさんのことを伝え、相手とよい関係を作り出す素敵な便利フレーズです。
また、例え相手が自分に対して何もしていなくても「おかげさまで」を使うのは、「巡り巡って相手に支えられている」という日本独自の文化に由来しているのでしょうね。
あなたも「ありがとう」の言葉のリレーで、人と人をつないで幸せ上手になりませんか?