インフルエンザでも出勤しようとする上司に批判殺到「歩くテロリスト」「頑張ってる俺!と勘違いしてそう」
インフルエンザが流行している。タカノフーズが2017年に実施した調査によると、インフルエンザの予防接種は「毎年受けていない」人が54.2%の約半数。「毎年必ず受けている」は20.4%と5人に1人の割合だという。
インフルエンザは非常に感染力が強い。感染しないためには、個人が予防するだけでなく、かかった人が他の人にうつさないように細心の注意を払うことも重要となる。
ガールズちゃんねるでは昨年12月、「インフルなのに出勤しようとする上司」というタイトルのスレッドが立った。トピ主の旦那の上司が、インフルエンザにかかったにも関わらず、熱が下がったらすぐ出勤しようとしているという。過去には会社に風邪が蔓延したせいで、旦那から家族全員がダウンしたこともあった。まだ0歳の子どもがいて気が気でないトピ主は、この事態に焦って相談を持ちかけていた。(文:ツマミ具依)
「私も、上司がインフルになって1日休んで来た。そのせいで社内でインフル大流行」
スレッドでは、「歩くテロリストだな」「無責任テロだわね」と上司を非難する声が圧倒的だ。トピ主には、「本社にいうべき。お子さんもいるようなら私なら絶対連絡する」と、事態改善に向けて手を打つべきだというアドバイスが寄せられていた。
同じような経験をした人もいる。
「去年インフルなのに出勤してきて、体調悪くて大変だろうし、『うつったら困るから帰ってください』言った部下に対して『お前にうつしてないだろ』って逆切れしてた」
「私はインフル休ませてもらえずインフルでも出てこいと言われました。そして、その会社辞めました」
「私も事務職の時に上司がインフルになって1日休んだだけで来たよ。そのせいでうちの支社内で社員からパートさんまでインフル大流行。支店の定例会議からもウチだけ外されて、仕事も滞って、いろんなところで大損害。1人のおバカのせいで」
インフルエンザを甘く見ている職場や上司は少なくないようだ。もし、インフルエンザが会社全体で流行してしまったら仕事も回らない。会社は先々のことを考え、必要な対策を打つべきだ。
「病気になっても出勤するのが偉いみたいな風潮は消えればいいのに」
インフルエンザの対応が不十分な職場は、職種を問わずあるようだ。
「ファミレス店員だけどインフル予防接種受けないやつに限ってインフルになって人手不足だから休めないとか言ってインフルでも平気で出勤してきやがる!だから毎年自分は受けてるけど接客業で受けないやつバカなんか?と思う」
「看護師で夜中に今までに経験したことない悪寒して絶対インフルエンザだと思ったから、朝日勤だけど病院でインフルエンザかもしれない看護師が出勤するのは患者の生死にも関わるし欠勤連絡したらめっちゃ怒鳴られたよ。看護師なのに自己管理もできないのかって。どんなに予防しててもかかる時はかかるのにさ」
飲食店や病院といった衛生管理が重要な職場まで、インフルエンザの問題意識が徹底されていないことがあるのだ。
ではなぜインフルエンザなのにここまでして働くのか。スレッドでは、
「『頑張ってる俺!お前達も俺を真似ろ!』と勘違いしてそう」
「インフルエンザでその部署ほぼ全員全滅して、自分もインフルエンザになったけど出勤して仕事したことを自慢げに言ってる上司がいたなー。病気になっても出勤するのが偉いみたいなクソな風潮は消えればいいのに」
などのコメントが出ていた。組織で仕事をしているなら、自分のことだけでなく、他人の健康も意識しなければならない。働き方改革では、病気になったら休むという意識の徹底もはかるべきだろう。