【MLB】投手・大谷の快投劇に同僚が困惑!?「打者であることを忘れてしまう…」
二塁手キンズラーが驚嘆のあまりに思わぬ“告白”
エンゼルス大谷翔平選手が13日(日本時間14日)、本拠地でのツインズ戦に先発し、6回1/3を3安打11奪三振2四球1失点(自責1)と快投をみせた。圧巻の三振ショーを演じて見せた二刀流のスーパースターに、チームメイトも「打者であることを忘れてしまう」「極めて成功している」と脱帽している。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」が報じている。
母の日のエンゼルスタジアムを快刀乱麻の奪三振ショーで沸かせた。1-0で迎えた7回1死の場面でモリソンに9球粘られた末に四球を与えてお役御免。ダグアウトに引き上げる際には、観衆から大きなスタンディングオベーションで労われた。
2番手右腕のベドロジアンが2連打で同点に追いつかれ、大谷は4勝目を逃したが、記事では「もしベドロジアンが7回に連打されなければ、オオタニはエンゼルスで長打率(.652)と勝利数でトップに並んでいた」と指摘。投打両面でチーム随一の活躍をみせている事実を紹介した。
この二刀流の暴れっぷりに、チームメイトも感嘆するばかりだという。
「あいつはとんでもないボールを投げているね。彼がマウンドにいる時には、打者であることを忘れてしまうんだ。彼がホームランをかっとばせる俺たちの5番打者であることを忘れてしまうんだよ」
こう語ったのはイアン・キンズラー内野手だった。時速160キロに迫る豪速球に、宝刀スプリット、スライダー、カーブを交えて、圧巻の投球を見せたピッチャー大谷の勇姿に、別の日には打線で中軸を担うスラッガーである事実すら忘れてしまうという。同時に、打者として驚異のバッティングを見せつけられると、投手であることを忘れてしまうこともある。
「ホームランを打った後にベースを回っている姿を見ると、彼が俺たちが誇る最高の投手の1人であるってことも忘れてしまうんだ。ユニークな状況だけれども、彼は極めて成功している。見ていて痛快だよ」
キンズラーといえば、大谷が記念すべきメジャー1号3ランを放った際、“名脇役”として脚光を浴びていた。本塁打を放った同僚を無視して時間差で祝福する「サイレント・トリートメント」の洗礼を浴びた大谷は、チームメイトに背中を向けられる中、両手で1人ハイタッチのジェスチャーを続けたが、たまりかねて抱きついたのがキンズラーだった。大谷を荒々しく抱きしめながら大爆笑するなど、キンズラーは弟キャラの大谷を温かい視線で見守っている。
記事では「オオタニの伝説は拡大を続けており、いまだフィクションとなる様子が見えない」とリポート。漫画の世界でもあり得ない二刀流の大活躍に、チームメイトですら混乱させられている様子だ。(Full-Count編集部)