「翔んで埼玉」実写映画化

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漫画家・魔夜峰央氏による「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」(宝島社)が、実写映画化され、2019年に公開されることが決定。二階堂ふみとGACKTがW主演を務めることがわかった。
「埼玉から東京に行くには通行手形がいる!」「埼玉県民はそこらへんの草でも食わせておけ!」「埼玉狩りだー!」など“埼玉県”を徹底的にディスるセリフなどが大きな話題を呼んだ原作を、『のだめカンタービレ』や『テルマエ・ロマエ』の武内英樹監督が実写映画化。脚本はドラマ『僕たちがやりました』などを手掛けた徳永友一氏が担当する。

埼玉県民は東京都民からひどい迫害を受け、身を潜めて暮らしているという設定のもと、東京でトップの高校・白鵬堂学院の生徒会長で東京都知事の息子・壇ノ浦百美と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗が、互いに惹かれ合うも、実は麗が埼玉県出身だったことから引き裂かれてしまう、まさに埼玉版「ロミオとジュリエット」とも呼べる愛の逃避行と、その中で埼玉県解放を成し遂げるべく戦いを挑んだ者たちの革命の物語を描く。
また、原作にはない埼玉の積年のライバル「千葉県」も登場し、埼玉・千葉・東京の仁義なき戦いが繰り広げられる。

容姿端麗でアメリカ帰り、でも実は埼玉県出身の転校生・麻実麗を演じるのはGACKT。ミステリアスな設定とはいえ、18歳の高校生という役どころに、「正直なところ、『ボクの歳で高校生ってどうなのか?』という気持ちは未だに払拭できてはいないんですが、この漫画自体がかなり無理のある設定の漫画ですので、無理がもう一つぐらい増えても問題ないかなとは思っています」と語る。
GACKT演じる麻実麗に淡い恋心を抱く壇ノ浦百美役には二階堂ふみ。名前も外見も女性っぽいのに、実は男性というキャラクターを演じるにあたり、「埼玉のプライドをかけた戦い、そしてそこから生まれる純愛ボーイズラブ。どのような作品になるのかは全く想像できませんが、精一杯真面目にふざけられたらと思います!」と意気込んでいる。

二階堂とGACKTは、それまでバラエティ等での共演はあったものの、本格的な演技での共演は本作が初。
3月21日にクランクインを迎え、どこか浮世離れしていて宝塚歌劇団のような空気感すら感じる現場の美術や衣装に囲まれて、主演の2人もすぐに世界観に溶け込み、笑いの絶えない現場で気持ち良く、強烈すぎるキャラクターを演じている。

©魔夜峰央『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』/宝島社

二階堂ふみ(壇ノ浦百美役)コメント

埼玉のプライドをかけた戦い、そしてそこから生まれる純愛ボーイズラブ。どのような作品になるのかは全く想像できませんが、精一杯真面目にふざけられたらと思います!

GACKT(麻実麗役)コメント

このオファーがあった時は、「設定に無理があるんじゃないかな?」とは思ったんですけれども、ずっと以前から魔夜先生の作品のファンだったっていうことから、先生からの指名ということであればやるしかない、、、という想いで、今回の作品は受けてしまいました(笑)。
正直なところ、「ボクの歳で高校生ってどうなのか?」という気持ちは未だに払拭できてはいないんですが、この漫画自体がかなり無理のある設定の漫画ですので、無理がもう一つぐらい増えても問題ないかなとは思っています。
(二階堂)ふみちゃんとは、こういう形で一緒に共演できるのは嬉しいと思ってます。
番組以来の久しぶりの再会なので楽しみです。ふみちゃんにとって最高の相手役、最高のキャラクターで撮影に入れるように作り込んでいきたいと思います。

武内英樹監督コメント

原作では、東京に虐げられた埼玉が熱い魂を持って立ち上がる話ですが、映画にはオリジナルで積年のライバル千葉も登場し、埼玉、千葉そして東京の仁義なき戦いを私なりの解釈で、コミカルに、ダイナミックに、壮大なスケール感で描きます!
今年浦和と大宮が住みたい街ランキング上位にランクインしたなど最近何かと注目度が高い埼玉と、埼玉には間違えなく勝っていると信じる千葉!そして、高みの見物東京!
果たして埼玉・千葉・東京の仁義なき戦いの決着は..!?!?
爆笑してなぜか泣いていて、劇場を出る時には、自分の出身地を誇りに思うようなそんな作品になると確信しています!

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