乾が「リーガ通算7万ゴール」のメモリアル弾! 90年の歴史にその名を刻む

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2得点を決めたジローナ戦、後半9分の一撃が通算7万ゴールと判明

 エイバルの日本代表MF乾貴士は、現地時間21日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ第16節ジローナ戦で開始41秒での先制ゴールを含む2ゴールを挙げた。

 クラブ公式ツイッターによると、この日決めた2点目が、なんとリーガ通算7万ゴールのメモリアル弾だったのだという。

 前節バレンシア戦(2-1)で今季初ゴールを決めた乾。好調を維持するこの日も前半1分も経たないうちにペナルティーエリア左でボールを持つと、軽やかなタッチで相手マーカーを翻弄してカットイン。コントロールショットは相手GKの逆をつき、いきなり先制点をゲットした。

 同10分には左サイドでヒールパスからDFホセ・アンヘルのクロスを導き出し、FWシャルレスの追加点を演出するなどキレキレの動きだったが、リーガの歴史に名を刻んだのは後半9分だった。

 最終ライン裏に抜け出たFWキケの右サイドからのシュートは相手GKに弾かれたが、そのこぼれ球はゴール前で完全フリーの乾の目の前に。これを冷静に押し込み、試合を決定づける3点目を決めた。

 4-1勝利の原動力となった乾にスペインでも絶賛の声が挙がるが、スペイン紙「AS」によれば、この2点目は1928年2月10日の試合でリーガ初ゴールが生まれてから通算7万ゴールという、今季90年目を迎えているリーグ史における節目の一撃になったという。

エイバル公式ツイッターも祝福

 クラブ公式ツイッターも次のように投稿し、乾を祝福している。

「タカシ・イヌイはラ・リーガ通算7万ゴールを決めた男となった。タカ、おめでとう!」

 現在リーガ1部でプレーする日本人選手は、乾とヘタフェMF柴崎岳だけ。かつてリーガは日本人選手にとっての“鬼門”と言われていたが、エイバルで3シーズン目を戦うドリブラーは一歩ずつ新たな道を切り拓き、歴史にその名を刻んだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

【動画】乾がリーガ史に名を刻む7万ゴール、ジローナ戦で会心の2得点(該当シーン:2分45秒〜/動画期限:18年1月20日)


乾がリーガ史に名を刻む7万ゴール、ジローナ戦で会心の2ゴール(該当シーン:2分45秒〜/動画期限:18年1月20日)