12月5日、米ニューヨークで4日、シエラレオネで採掘された「平和のダイヤ」と名付けられた709カラットのダイヤモンド原石のオークションが行われ、650万ドル(約7億3,000万円)で落札された。写真は10月撮影
 - (2017年 ロイター/Nir Elias)

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[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米ニューヨークで4日、シエラレオネで採掘された「平和のダイヤ」と名付けられた709カラットのダイヤモンド原石のオークションが行われ、650万ドル(約7億3,000万円)で落札された。

 オークションを担当したラパポート・グループのマーチン・ルパポート会長によると、買い手は英国の宝石商ローレンス・グラフ氏だという。

 3月にキリスト教の牧師が採掘し、政府に贈呈した。競売で得た利益はシエラレオネに帰属し、ダイヤが採掘されたコノ地域の村を中心に、国内の浄水、電力、教育、保健関連のプロジェクトに拠出されるという。

 ルパポート会長は「オークションの売り上げはすべて、シエラレオネ政府と国民のところに行く」と述べた。

 5月に首都フリータウンで競売が行われたが、最高提示価格が政府の希望に満たない780万ドル(約8億8,840万円)だったことから不成立となった経緯があり、今回は2度目のオークションだった。