シイタケをそのまま乾燥させ味付けしたユニークなスナック菓子が、2月下旬からセブン-イレブン限定で販売されている。「茸のまんま」という清々しいネーミングの商品で、SNSでは「マジしいたけ」「美味すぎ」などと話題になっている。

パッケージはシイタケの写真が半分を占め、「茸」の金文字が妖しく光る。筆者が購入した店舗では、グミと一緒に陳列されていた。フルーツの写真が大勢を占めるスペースではひときわ目立つ。


味は「香ばし醤油味」と「コンソメ味」の2種類。見た目は干しシイタケそのものだが、サクッとした歯ごたえは間違いなくスナック菓子だ。あとからシイタケの旨味がじわじわ出てくる。価格も160円(税込み)と手頃なのでお酒のつまみにもいけそうだ。


Twitterでも「今期最高のお菓子」「きのこ好きにはたまらん」「美味しすぎてダース買いしてしまった」などハマった人の感想が投稿されている。




UHA味覚糖のマーケティング担当者によると、実は「茸のまんま」は2014年に第1弾として「しいたけ うす塩味」と「しめじ うす味」が、中部地区限定で販売されていた。「中身の新しさ」と「大手がやらないことをやる」というコンセプトのもと、さまざまな野菜を試すなかでキノコに着目し開発。社内のみならず、社外のモニター調査でも評価が高かったという。しかし、この時はなかなか認知されず売れなかったそうだ。

その後、リニューアルされて今回の発売に至った。SNSでの反応がよく、販売初週の売れ行きも好調だったため、セブン-イレブンでの取り扱い店舗が増えたそうだ。ちなみに今後も素材は変わるかもしれないが、同商品のような素材感を活かしたシリーズは続けていく予定とのこと。
(上原しげお)