AKBグループを卒業することを発表していたメンバーの松井咲子が30日に自身のブログを更新し、「AKBでやり残したことは今の私には無いかなって思いました」などと綴って改めて卒業することを報告。ファンからは「あちゃ〜〜〜」「本当に残念です」などと寂しさを募らせつつ、「ピアニスト頑張って」「夢に向かって突き進め〜」など、これからにエールを送っている。

 松井は『卒業発表』と題したエントリーで、これまでを振り返りながら、「日課みたいに7年間ステージに立ってきたけど、どれもこれも当たり前なんて無くて。いろんな方の支えがあったからこそここまで活動できていました。ありがとう」とし、AKBグループのメンバーやファン、関係者に感謝の気持ちを綴った。

 さらに、「AKBでやり残したことは今の私には無いかなって思いました。もちろんそれは全部が全部良い結果だったかと聞かれたら全然そうじゃないけど、それくらいの気持ちでどのお仕事とも向き合ってきました」と、活動に全力でぶつかってきたことを誇りに思う心境をしたためた。

 そして、「私個人としてはまだまだやりたいこと、やらなきゃいけないことっていうのがあって、それをこれからはより頑張りたいなと思ったので今回の決断に至りました」と綴り、個人としての活動やピアノの仕事が増える中で、もっと音楽を学びたい心境が生まれてきたことを報告している。

 今後へ向けては、「何年かかってでも、またピアノのCDを出せたら良いなと思ってるし、だいすきなラジオのお仕事やいつかやりたいMCアシスタントのお仕事、ロケにもたくさん行きたい!!欲張りなので夢はたくさんあります」と抱負を綴り、次への一歩を踏み出していきたい意気込みを綴っている。

 松井からファンへ届けられたこのメッセージに、多くの投稿が届けられた。「正直驚きました」「咲子さん卒業悲しい」「正直言葉が出ずに放心状態でした」「さみし〜っすよ」などと、松井の卒業発表に寂しさを募らせるファンが相次いだ。

 ただ、「卒業されても変わらず応援します」「咲子さん、卒業決断、カッコいい」「考えた末での卒業発表を支持します」などと、その決断を尊重し、変わらぬエールを届けたいとの気持ちが寄せられた。

 また、気の早いファンからは「個人的には作曲もしてほしいです。作詞:秋元康 作曲:松井咲子 歌:AKB48」などと、夢のコラボレーションの実現に期待する声も見られている。

 松井は2008年にAKB48に加入。ピアノが得意で、テレビ番組「芸能界特技王決定戦 TEPPEN」(フジテレビ系)のピアノ部門で優勝2回を誇る実力を備えている。今年4月には、2年間休学していた東京音大に復学。6月6日のAKB48選抜総選挙には立候補しておらず、昨日29日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた公演でグループからの卒業を発表していた。