※前編はこちらから海外の政治を扱ったドキュメンタリー映画としては異例のヒットを続けている『アクト・オブ・キリング』(以後『アクト』)。前編でも触れた通り、大虐殺に携わったギャングたちが劇中映画の脚本を自ら書き本人役で出演しているため、テーマのおどろおどろしさとは裏腹にどこかのどかな雰囲気が流れている。文化祭の自主制作映画さながらのキャッキャッした雰囲気で行われる撮影はどこか間が抜けているが、映画の