脳科学者・茂木健一郎が語る人の変化と社会の進化「人は変わらない」

茂木健一郎氏が、自身の発言について語る動画を公開しました。タイトルは「ひとは簡単には変わらない。他人が変わらないといらいらするよりも、自分自身が変わる『旅路』を続けよう」と名付けられたこの動画で、茂木氏は、人の変化や社会の進化についての自身の考えを詳述しました。茂木氏は「民意は民意であり、民主主義の下での平和な政権移行が大事だ」としつつ、アメリカの政治情勢を背景に話題を展開しました。

特に、彼は「People don't change. （人は変わらない）」という言葉に注目し、「それを前提に物事を考えないと、世の中がおかしなことになる」と警鐘を鳴らします。そして、社会の変化に対する多様な解釈が存在することを強調し、「学びは大学だけに限られない」と語りました。また、「進歩的な考えを持つ人々が、変わらない人々を情けないと見るのは違う」とも主張しました。

加えて、茂木氏は個人の旅路についても言及。「自分が見ている風景が変わるのは自分の問題であり、他人の考え方を変えようとするよりも、自分が変わる努力をする方が正しい」と述べ、自身の経験や観点を交えて深く掘り下げました。

動画の最後に、茂木氏は「人が変わらないとイライラするよりも、自分が変わる旅路を続けよう」と結び、「理想的な方向へ行きたいのに行けていない情けない自分を受け入れながらも、徐々に変わっていく努力を続けるしかない」と自分自身へのメッセージを残しました。