NHK大河ドラマ「光る君へ」第36回は「待ち望まれた日」。藤原道長の娘・彰子(一条天皇の中宮)の出産が描かれていました。寛弘4年(1007)12月頃、彰子は一条天皇の子を妊娠します。しかし、彰子の妊娠は当初秘密にされたようです。おそらくそれは、1つには呪詛を警戒してのものと考えられます。だが、妊娠5カ月にもなると、妊娠は公にされ、彰子は内裏から土御門第(道長の邸。つまり彰子の実家)に移ることになるのです(1