年末年始に多くの人がカニを買い求める、という日本ならではの光景に異変が起きている。水産アナリストの小平桃郎さんは「2021年、22年はカニ価格の高騰で、大量販売を見送った小売店が目立った。日本人は可処分所得の減少にともなって『カニ離れ』が進んでおり、このままだと国内のカニ価格はさらに上昇する恐れがある」という――。※本稿は、小平桃郎『回転寿司からサカナが消える日』(扶桑社新書)の一部を再編集したものです