なぜ国際社会はロシアによるウクライナ侵攻を止められないのか。社会学者の橋爪大三郎さんは「それはロシアが国際連合の安全保障理事会で常任理事国になっているからだ。常任理事国という制度によって、むしろ国際武力紛争が起きやすくなっているのではないか」という――。※本稿は、橋爪大三郎『核戦争、どうする日本?「ポスト国連の時代」が始まった』(筑摩書房)の一部を再編集したものです。写真=iStock.com/IherPhoto