難民申請が認められず、同胞と助け合いながら、不安と背中合わせで暮らしている在留ミャンマー人一家4人の日常を、ドキュメンタリーを思わせるリアルなタッチで描いた前作『僕の帰る場所』で、国内外の映画祭で注目を集めた藤元明緒監督。自身もミャンマー人の配偶者と暮らし、在留外国人が決して遠い存在ではない藤元監督は、新作『海辺の彼女たち』で、過酷な労働環境に耐えかね、職場から逃げた技能実習生が日本でどう生きてい