2012年、第94回夏の甲子園大分大会。波乱が相次いだ大会を制したのは国東半島の南端、別府湾に面した人口30,000人余りの城下町・杵築市にとって市内唯一となる普通科高等学校・大分県立杵築高等学校であった。晴れ舞台では初戦の常総学院(茨城)戦で当時2年生だった内田 靖人(現・東北楽天ゴールデンイーグルス)らに痛打を浴びて0対14と大敗したが、その後も昨秋の九州大会に進出するなど、安定した成績を残している杵築。