最終的には打ち勝たないと、試合に勝てない―。このところ、あちこちでそういう話を耳にする。実際、今夏の地方大会では5点差、6点差をひっくり返した試合がいくつもあった。こうした中、投手を中心とした守りの野球を貫いているのが桐生第一高だ。チームを率いているのは1985年の創部年より指揮を執る福田 治男監督。これまで甲子園には春4回、夏は9回出場し、1999年夏に全国制覇を果たしたのをはじめ、これまで甲子園で4強に1