ややこしかったモールス信号を簡単に覚えられる1枚の斬新な図とは
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/8/2/826da_88_f47be3e475eae8935f461ecad675c87a.png)
「トントントン、ツーツー」というふうに、長さの異なる符号を組み合わせて文字や数字を表すのが「モールス信号」です。たった2つの符号しか使わないモールス信号ですが、文字ごとのパターンを覚えるのが大変なもの。そんなモールス信号を簡単に覚えるためのイラストが公開されています。
Just Learn Morse Code ( Download )
http://qrznow.com/just-learn-morse-code-download/
そんなモールス信号を覚えるのに役立ちそうなのが以下の図。各アルファベットを表す符号がどういった短点と長点の組み合わせなのかがひと目で分かるようになっています。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/B95SBmFIcAAWDv6.png)
図では各アルファベットをモールス信号で表す際にはどのような点の組み合わせになるのかが示されており、どの点からスタートするのかは「1」という数字で表されています。「S」は短点3つで表し……
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s.png)
「O」は長点3つで表します。なので、「SOS」をモールス信号で表現する際は「・・・−−−・・・(トントントンツーツーツートントントン)」でOK。なお、遭難信号の「SOS」を関係無線局以外が発信するのは禁止されています。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/o.png)
「Z」だとこう。点の順番が分かりづらい場合は矢印がプラスされており、「Z」は「−−・・(ツーツートントン)」という符号になるわけです。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/z.png)
「U」と「V」は文字の外に長点がついており、それぞれ「・・−(トントンツー)」「・・・−(トントントンツー)」と表します。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/uv.png)
こんな感じで実際のアルファベット上に短点と長点が重ねられているので、どの符号がどのアルファベットを意味するのかが視覚的に分かるというわけ。
この図を公開した@QRZnowさんは、モールス信号の使い方を訓練するソフト「Just Learn Morse Code」を公開しています。このソフトを使って、実際に図で覚えた知識からモールス信号の解読が可能か挑戦してみることにしました。
Just Learn Morse Code ( Download )
http://qrznow.com/just-learn-morse-code-download/
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/01.png)
「Just Learn Morse Code」をダウンロードするには上記リンク中段にある「DOWNLOAD」をクリック。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s01.png)
「msi file」をクリック。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s02_m.png)
「ファイルを保存」をクリック。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s03.png)
「JustLearnMorseCode.msi」をクリックしてインストールを開始します。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s04.png)
「実行」をクリック。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s05.png)
「Next」をクリック。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s06.png)
「I Agree」を選択してから「Next」をクリック。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s07.png)
「Next」をクリック。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s08.png)
「Next」をクリック。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s09.png)
「Close」をクリックでインストール完了。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s10.png)
デスクトップに新しく「Just Learn Morse Code」というショートカットが作成されているのでこれをクリックして起動。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s11.png)
モールス信号を学ぶためのソフト「Just Learn Morse Code」の起動画面がコレ。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s12_m.png)
「Input」の上に並んでいるアルファベットや数字をクリックすると、音が流れます。例えば「K」をクリックすると「−・−(ツートンツー)」という音が流れ、クリックした文字や数字のモールス信号音を鳴らしてくれていることに気づきます。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s14_m.png)
「Play」ボタンをクリックすると……
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s15_m.png)
なにやらロードが始まり……
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s16.png)
ピーピーと音が鳴り始めます。これは全てモールス信号の音なので、実際にモールス信号の解読がどれくらい可能かをテストすればOKというわけ。「Play」ボタンの近くにある「Toggle Output」をクリックすると……
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s18_m.png)
画面下部に「Output」エリアが追加されました。ここには、「Play」ボタンを押して鳴り始めた信号音が、どの文字を表しているのかが表示されるようになっています。なお、初期状態ではアウトプットされる文字が「K」と「M」だけです。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s19_m.png)
アウトプットされる文字は赤枠部分にある文字の中で、黒文字で表示されているもの。この場合は「K」と「M」です。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s17_m.png)
なお、信号音の種類は「Characters」から変更可能で、最小2種類から最大でアルファベット・数字・記号を含む44種類からランダムでモールス信号が鳴ります。
![](http://i.gzn.jp/img/2015/03/05/learn-morse-code/s21_m.png)
実際に「Just Learn Morse Code」を使うとどんな風にモールス信号が聞こえてくるのかは以下のムービーで確認できます。
「Just Learn Morse Code」でモールス信号を鳴らしてみた - YouTube
「モールス信号」と聞くと漠然と「難しそう……」と思うかもしれませんが、仕組みは簡単で、知っている人同士で使えば誰にも知られずに秘密の会話や暗号文の送受信、さらには緊急時の連絡手段としても活用可能なので、隠密行動や秘密工作、諜報活動に極秘任務などを遂行するような人で、「そういえばまだモールス信号を覚えてないや」という人にはオススメなソフトです。