夏休みに絶対読みたい! 大人が号泣できる本

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 昨今、犬や猫の動画がたくさんの再生数を記録したり、ペットの写真をテーマにしたブログが書籍化され注目を集めているなど、人々に癒しを与え続けています。
 その中でも「泣ける」と話題を集めているのが『コミックエッセイ 犬が教えてくれたこと』(三浦健太著、中野きゆ美イラスト、アスコム刊)。タレントの柴田理恵さんも新幹線の中で読んで号泣したとテレビ番組で告白しという感動のストーリーです。

■犬の心を知ることが、人を成長させる
 その可愛さに毎日癒されたり、家族の会話が増えるなど、犬を飼うことが毎日を明るく潤いのあるものにしてくれる反面、言葉が通じないため思い通りに接することができなかったり、死んでしまった時の悲しさを乗り越えなければならないなど、辛いこともたくさんあります。
 しかし、犬はその短い生涯を通じて人に様々なことを教えてくれます。私たちは犬の心を知ろうとすることで、人間として成長することができるのです。

■犬のおかげで人生が変わった8つの家族の物語
 「ドッグライフカウンセラー」として活躍する著者の三浦さんは、犬の個性をみつけて、その犬に合う接し方を家族に指導します。
 犬も人間と同じで、「おとなしい」や「活発」などそれぞれに性格があり、しつけの方法は1つではありません。家族の一員としてペットを迎えるためには、犬の気持ちを理解する必要があるのです。

 本書では、三浦さんが関わった、犬と人の8つの実話を紹介しています。
 大好きだった飼い主のおじいちゃんが突然亡くなってしまい、おじいちゃんとの思い出にひたるために縁側を離れようとしない犬。最後の力をふりしぼり、生まれたばかりの子犬をおばあちゃんに託した母犬。

 ペットいる人はもちろんのこと、動物が好きな人も号泣してしまうかもしれない感動のコミックエッセイ。夏休みに、子どもとも一緒に読みたい一冊です。
(新刊JP編集部)