新世代のおもちゃ!「Rolling Spider(ローリングスパイダー)」

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ラジコンといえば、個人的には飛行機やヘリコプターなどを思い浮かべるが、最近はロボットタイプもあるらしい。

先日フランスから、新世代のネットワーク型ロボット「Rolling Spider(ローリングスパイダー)」と「Jumping Sumo(ジャンピングスモー)」がやってきた。いずれも操縦はスマートフォンやタブレットで行うイマドキのラジコンだ。

フランスのパロット社の新商品で、全世界同時に2014年8月に発売される。一体どんなものか紹介しよう。

まずは、超小型ドローン「Rolling Spider」。“ドローン”とは英語で、無人機のこと。「Rolling Spider」の最大の特徴は、安定した飛行。しかも、180度宙返りのようなアクロバティックな動きも思いのまま。さらにスパイダー(クモ)と名前に付く通り、クモのように壁を駆け上ることもできる。具体的なイメージはこの動画(「Parrot MiniDrone Rolling Spider official video」)を見てほしい。


私自身が実物を見て驚いたのは、とにかく動きが機敏なこと。もちろん操縦者の腕もいいのだろうが、安定性は抜群だ。記者発表会の会場を自在に飛び回り、記者たちの目をくぎ付けにしていた。いやー、かなりカッコイイ!

一方、「Jumping Sumo」は、個性的な二輪車型。ジグザグ走行や突進、90度回転、さらに最大80センチもの高さや距離をジャンプすることができる。こちらもこの動画(「Parrot MiniDrone Jumping Sumo official video」)を見ればよりイメージが湧くだろう。


見た目は少々ゴツイのに、驚くほど軽い身のこなしにビックリ! ジャンプしたり、ビートを刻んだり、モノを押したり……。しかもこれが、スマホやタブレットから簡単に操作できてしまうというのがスゴイ。

私自身、ラジコンはかなり苦手なので、壊してしまわないかとドキドキしてしまうのだが、せっかくなので試してみることに。とりあえず、地上が舞台の「Jumping Sumo」に挑戦した。操縦には無料アプリ「FreeFlight 3」を使う。操作は実にシンプルで、スマホの画面に出てくるボタンを上下に動かすとロボットも前後に動き、スマホを斜めに傾ければロボットも向きを変える。スピンやジャンプなどのアクロバット技もボタン1つで決められる。自分の操作でロボットが見事なスピンを決めたときは、かなり感動してしまった……。もちろん、動きをスムーズに見せるにはある程度の慣れは必要だが、基本的な操作は想像以上に簡単! 

ひとしきり遊んだあと、「これは、はまるかも!」と思わず口をついて出たが、そう思ったのは私だけではないようで、周りを見ると、発表会終了後も多くの記者が残り、いつまでも遊んで……、もとい取材をしていた。

ちなみに「Rolling Spider」の方も、ボタン1つで簡単に操作できる。「離陸」ボタンを押せば、モーターが起動し、離陸。安定動作を保ちながら指示待ち状態になる。スマホやタブレットを左右に傾けると同じ動きをし、右側をスワイプするとあっという間に90度回転する。遊び終わった後は、「着陸」ボタンを押せば、自動で着陸する。一般的なラジコンのヘリコプターなどは離陸するだけでも難しいが、これはボタン1つで簡単にできてしまうのだから、ずっと手軽に遊ぶことができる。

発売は8月からアップルストア、アップルストア直営店、家電量販店、オンラインショップ(アマゾン、KYOSHOオンラインショップ他)、模型専門店などにて。ラジコン好きはもちろん、ラジコンに興味のなかった私のような女性でもはまる確率大です。
(古屋江美子)