予約の取れない料理教室のシェフ直伝!豆腐でパンを作ろう!【豆腐百珍シリーズ番外編3】
梅雨時期は雨の日が増え、週末もお出かけできない…!と、休日をおうちで過ごすことが多くなってきますよね。せっかく家にいる時間が長くなるので、いつもはなかなかできないパン作りにチャレンジしてみませんか?今回の豆腐百珍シリーズは番外編として、豆腐を使ったパンをご紹介。人気のイタリアンシェフ直伝の「豆腐パン」レシピも大公開しちゃいます♪
梅雨の季節におすすめな「パン作り」
雨の日が増えると週末も出かけられず、家で過ごすことが多くなってしまいますよね。出かけられないのは残念ですが、そんなときはおうちでいつもより料理に時間をかけてみるのがいいかもしれませんよ。せっかく時間があるので、普段は手間がかかって作れないメニューにも挑戦してみましょう。
…あれ?豆腐百珍なのにどうしてパン作り??と思われるかもしれませんが、豆腐とパンは好相性!今回は特別に人気シェフに「豆腐パン」のレシピを教えていただきました!豆腐をパンに入れるとおいしくなるヒミツも教えてくれましたよ。
豆腐でパンを作ってみましょう!
豆腐パンのレシピを教えてくださったのは、予約の取れない料理教室と人気のレストランセントベーネの加藤政行シェフです。加藤シェフの開催している料理教室は毎回キャンセル待ちが出る予約の取れない料理教室として大人気。そんな加藤シェフが特別にお豆腐のパンのレシピを教えてくださいました。
お豆腐パン
材料 <小さめ20〜24個分>
茹でた豆 …60〜70g
強力粉 …250g
塩 …3g
バター …150g
木綿豆腐 …1丁(水切り後150g目安)
ドライトマト …20g
砂糖 …6g
ベーキングパウダー …5g
全卵 …1個
<作り方>
1. ドライトマトは粗みじん切りにします。
2. 木綿豆腐を粗くつぶして重石を乗せ30分脱水します。
3. バターを適当な大きさにカットして冷やしておきます。
4. バットに強力粉、ベーキングパウダー、塩、砂糖を入れ混ぜます。
5. バターを加え5ミリ角位の大きさになるまで切り混ぜます。
6. 全卵と木綿豆腐、ドライトマトをよく混ぜて5. に入れ混ぜます。
7. 生地を切り混ぜシットリしてきたら軽く練ります。
8. 1玉を30gに分割してボイル豆を包むように丸めます。
9. 8.を天板に乗せ、オーブンで焼いていきます。
電子オーブンの場合:予熱200℃に設定し、190℃に下げて25〜30分焼く。
ガスオーブンの場合:予熱なしで180℃で25〜30分焼く。
「豆腐を入れるとどうしても重い感じになってしまうので、スコーンのようなイメージの軽いパンにしています。」という加藤シェフの言葉通り、バターを切って生地を作っていく方法はスコーンのようです。
加藤シェフにこのパンを焼くときのポイントを伺いました。
・豆腐を入れることによって、中はしっとり、表面はぱりぱりに仕上がる
・水切りをしっかりしておから状にすることで、豆腐の臭みが抜ける
・温度が上がるとバターが溶けてしまうので、生地を作って豆を包むまでの工程は素早く
試食をいただくと、スコーンより少ししっとりしていて、スコーンとパンの中間のような食感。軽めでいくらでも食べられるおいしさでした。生地に練り込んだドライトマトの塩気がボイル豆の甘さやコクとマッチして絶妙なバランス。豆腐の味はほとんど感じず、豆腐が入っているとは気付かないのではないかと思います。
また、次の日になってもおいしさが変わらずもちもち食感。これが豆腐の効果によるもので、シェフによると「豆腐が水分を保持するので固くならないのではないか」とのことです。
クックパッドにも豆腐パンのレシピありましたよ♪
クックパッドにも、手軽に作れる豆腐パンのレシピがたくさんありました!
豆腐の手ごねパン
強力粉を使ったパンですが、イーストを使わないので発酵時間がかからないので、20分もあればできてしまします。外はカリッと中はもちもちっとした二つの食感が楽しめるのも特徴。
手捏ねで簡単お豆腐ぱん
手捏ねで簡単!発酵なしのヘルシーお豆腐パンです(*^o^*)
豆腐の蒸しパン
蒸しパンならオーブンで焼くパンよりも簡単に作ることができます。材料を混ぜて型に入れて蒸すだけで、ふわふわもちもちの食感の蒸しパンが完成。蒸し器がなければ、1cmほど水を張ったフライパンに並べフタをして蒸し焼きに。
お豆腐の蒸しパン
もちもち♪卵が入ったケーキタイプの蒸しパンです。お豆腐の味はあまり気にならないと思います。フライパンで焼いても良いです。
豆腐を使ったパンの魅力は、食感ももちろんですが、豆腐を入れることによって良質のたんぱく質も摂取できるということ。おいしくてヘルシーな豆腐パン、みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね♪
取材協力
加藤政行シェフ
東京・外苑前のイタリアンレストラン「セントヴェーネ」のシェフ。
予約の取れないと大人気の料理教室も開催中。著書にワインによく合う!かんたんイタリアンレシピ おつまみワインノートなど。