レアルが大量6ゴールで圧倒、内田欠場のシャルケを撃破

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 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグが26日に行われ、日本代表DF内田篤人所属のシャルケとレアル・マドリードが対戦した。負傷離脱中の内田は欠場した。

 ホームでの一戦に臨んだシャルケは、ユリアン・ドラクスラーやクラース・ヤン・フンテラール、ジェフェルソン・ファルファンらが先発出場。一方のレアル・マドリードは、クリスティアーノ・ロナウドやギャレス・ベイル、カリム・ベンゼマらが先発メンバーに名を連ねた。

 先制点を奪ったのはアウェーのレアル・マドリードだった。13分、ベイルが中央へパスを送ると、クリスティアーノ・ロナウドがワンタッチで前方へ。反応して抜け出したベンゼマが右足シュートを決めた。さらに20分には、ベンゼマが敵陣右サイド深くでボールを奪い、中央のベイルへパス。ベイルは巧みな切り返しとダブルタッチで相手DFを2人かわし、ペナルティーエリア内に入って左足シュートをゴール右隅に沈めた。

 シャルケは立ち上がりこそチャンスを作り出していたものの、2失点目以降はレアル・マドリードに押し込まれる時間が続く。32分には、ドリブルで持ち込んだクリスティアーノ・ロナウドのシュートが左ポストを直撃。37分にも、クリスティアーノ・ロナウドがGKラルフ・フェールマンと一対一となるチャンスを迎えたが、GKフェールマンがシュートをセーブした。前半は2−0で終了した。

 後半立ち上がり、レアル・マドリードはリードを3点に広げる。52分、ベイルからのパスを受けたクリスティアーノ・ロナウドが、ペナルティーエリアの手前、やや左側からドリブルを開始。対面するジョエル・マティプを巧みなシザースでかわすと、強烈な左足シュートをゴール右隅に突き刺した。さらに57分には、クリスティアーノ・ロナウドがアウトサイドで巧みなスルーパスを供給すると、ベンゼマが相手の最終ラインの裏を取り、GKフェールマンをかわして右足シュートを流し込んだ。レアル・マドリードが4−0とリードを広げた。

 攻撃の手を緩めないレアル・マドリードは、69分に5点目を奪う。セルヒオ・ラモスからのスルーパスに反応したベイルが、GKとの一対一を冷静に制した。さらに89分にも、ベンゼマからのスルーパスを受けたクリスティアーノ・ロナウドがGKフェールマンをかわし、右足シュートを決めた。

 6点ビハインドを負ったシャルケは、90分にフンテラールが左サイドからのクロスボールに反応。ペナルティーエリアの外から鮮やかなボレーシュートを決めたが、反撃は1点止まり。試合は6−1で終了した。レアル・マドリードが敵地で圧勝し、ベスト8進出へ大きく前進した。

 なお、セカンドレグは3月18日にレアル・マドリードのホームで開催される。