『coyote』No.50表紙

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ジョン・カサヴェテス監督の特集記事が、12月15日に発売された雑誌『coyote』に掲載されている。

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2014年に没後25年を迎えるカサヴェテスは、1959年に映画『アメリカの影』で監督デビュー。1989年に死去するまで、商業主義的な映画製作とは一線を画した自主制作による作品群を発表し続け、後の映画界に多大なる影響を及ぼしたことから、アメリカインディペンデント映画の父とも呼ばれている。

同特集では、カサヴェテスが生前に遺したインタビューを再構成した記事「ジョン・カサヴェテス、かく語りき」をはじめ、ジーナ・ローランズやシーモア・カッセル、ピーター・フォーク、ベン・ギャザラらカサヴェテス作品の出演者たちへのインタビュー「カサヴェテスと歩んだ俳優たち」が掲載されている。また、三宅唱、濱口竜介、想田和弘、富田克也、西川美和、鈴木卓爾、熊切和嘉、入江悠、三浦大輔、李相日、青山真治、沖田修一がカサヴェテス作品を紐解く「映画監督がひも解くフィルモグラフィ」、さらに寺島進、村上淳、柄本佑ら俳優陣がカサヴェテス作品について語るインタビューなど、多彩な切り口から同監督の作品と生涯を紐解いていく。

なお、同書の刊行を記念するトークイベントが、12月20日に東京・西麻布のRainy Day Bookstore & Cafeで開催。参加申し込み方法はスイッチ・パブリッシングのオフィシャルサイトで確認しよう。また、カサヴェテスの特集上映『ジョン・カサヴェテス、ふたたび』が、1月4日から東京・渋谷のオーディトリウム渋谷で開催される。