全国求人情報協会がまとめた9月分の求人広告掲載件数等集計結果によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比39.3％増で、一段と求人意欲が高まっていることが分かった。

　求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比39.3％増の89万9290件で、42カ月連続の増加となった。前年同月比で30％を超える増加は、昨年4月（33.0％増）、5月（34.4％増）以来。

　メディア別に見ると、有料求人情報誌7万471件（前年同月比20.9％増）、フリーペーパー33万8315件（同39.0％増）、折込求人紙12万3476件（同9.1％増）、求人サイト36万7028件（同59.1％増）。

　求人サイトは、5〜7月まで3カ月連続で前年同月比30％超、8月の45.9％増からさらに勢いが増している。

　地域別に見ると、北海道・東北5万1338件（前年同月比33.9％増）、関東・甲信越20万6951件（同32.1％増）、中部・北陸6万9040件（同32.9％増）、近畿10万1376件（同26.0％増）、中国・四国3万1794件（同20.3％増）、九州・沖縄7万1763件（同17.8％増）となっている。

　また、同協会が会員求人メディアの営業担当者や編集担当者114人から回答を得たウォッチャー調査（調査期間：9月25日〜10月9日）によると、9月時点の企業の求人意欲は、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも前回6月調査に比べ上昇している。特に正社員の求人意欲は過去3年で最も高くなっている。

　一方、求人意欲の先行き（3カ月後の求人意欲）を見ると、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも高い水準を維持することが予測されている。

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