チョコレートが脳卒中を防ぐ。ただし甘くないもの―英研究

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新しい研究で、板チョコを1枚食べると、脳の血流が増え、脳卒中を防ぐことがわかりました。

グラスゴー大学の研究者たちは被験者たちにチョコレートを食べてもらったあと、寝転んでもらいました。すると脳の最も大きな血管への血流スピードが速くなり、二酸化炭素値を変えたのです。

この研究のリーダーは、違うチョコレートで試しても同様の結果が出た、また、チョコレートが与える脳血管への効果のデータにもバラツキはありません、と話しています。チョコレートを食べることと血管細胞が柔らかくなる事は関連している、とイギリスのデイリーメールでも伝えています。

チョコレートが与える健康効果を示す研究は、これが初めてではなく、モナッシュ大学が行った2012年の研究でチョコレートに含まれる血圧やコレステロール値を下げる成分が心臓血管系の病気や脂肪にいい効果を与えるかもしれないと、イギリス医療ジャーナルで掲載されています。

この研究結果は心臓血管系の患者の治療薬として効果が持てるのではということを示したものです。

ダークチョコレートの健康効果はカカオ豆にあり、フラボノイドという栄養素が豊富です。フラボノイドは抗酸化物質の役目をし、コレステロール値を下げたり心臓病の細胞のダメージを減らします。

ここで大事なのは、チョコレートの効果が持てるのはココア含有率70%以上のダークチョコで、ホワイトチョコやミルクチョコでは同様の効果は持てない、ということです。

※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。

参考:Chocolate prevents stroke: study
http://health.ninemsn.com.au/family/cholesterolhealthcentre/8628186/chocolate-prevents-stroke-study